加工技術・素材・製品名から見る加工事例

鏡面材

エッチング加工 鏡面材

【豊富な材料在庫が平井精密工業のメリット】
平井精密工業は、常備している金属材料のラインナップの多さがメリットとして挙げられます。SUS(ステンレス)、Cu(銅)、AL(アルミ)、Fe(鉄)、Ni合金(コバール、42アロイ、アンバー)また珪素鋼板、Ag(銀)、Ti(チタン)、W(タングステン)、アモルファス、パーマロイ等の特殊材も対応可能です。また、得意のエッチング加工を主軸として機械加工(レーザー、ワイヤー、切削等)の対応も社内で行っております。ご要望に合わせて数量1個から数百万個レベル(一部、対象外の材質も有ります)までの量産対応も可能なキャパを持っております。

様々な材料を取り扱っている中で、こちらでは鏡面材について紹介致します。

【鏡面材とは】
 
金属の表面を鏡面状態にした材料を鏡面材と呼んでいます。金属材料の表面にある小さな凹凸を研磨で取り除き、凹凸の無いフラットな状態=鏡面状態にします。金属の表面に凹凸が無い事で、まるで鏡のような仕上がりとなります。

平井精密工業では、この鏡面状態を保った状態の金属を、エッチング加工にてご要望の形状を作製する事が出来ます。鏡面材を用いた製品として装飾品、デザイン関連のパーツ、光の反射を利用したリフレクターなどに使用される事が有ります。平井精密工業内で鏡面材を入手する事も可能となりますが、ご指定の材料を御支給頂き、エッチング加工のみの対応を行う事も出来ます。

【鏡面対応出来る材質】
SUS304、SUS301、SUS316、SUS430、Ni合金(42アロイ、コバール、アンバー)アルミ・純銅等が対応可能です。片面鏡面仕様、両面鏡面仕様どちらも対応出来ます。
板厚は0.1㎜~0.5㎜の範囲が対応可能。 
御要望の材質、板厚、製品の大きさによりエッチング対応出来る有効サイズが異なりますので、具体案件と共にお問い合わせ願います。

【鏡面材 平井精密工業】
顔が映り込むレベルの鏡面状態の材料をエッチング加工以外の工法で加工すると、鏡面部に傷が付いてしまいます。レーザー加工であれば焼け跡やスパッタ痕が残り、鏡面部の表面にキズ痕や汚れが発生します。ワイヤ放電加工であれば、水中に浸して加工をする為に、水分を乾燥させた後でムラやシミが残ってしまい、鏡面部がくすむような仕上がりになる事が有ります。プレス加工のような打ち抜きでもすり傷が発生し、バリ取り時にも鏡面部に傷が発生してしまいます。

平井精密工業のエッチング加工であれば、鏡面材をレジストと呼ばれる保護膜で覆った状態で加工を行いますので、キズ痕や焼け痕の発生が有りません。また、エッチング加工は、薬液で金属を溶かして加工を行う為、板厚方向へのバリが発生致しません。