加工技術・素材・製品名から見る加工事例

曲げ加工

エッチング加工+曲げ加工

【曲げ加工】
曲げ加工とは、金属材料を金型を使用し、曲げる事で変形させ、さまざまな形状に加工する加工技術です。平井精密工業では、エッチング加工の後に、この曲げ加工を行い付加価値を付けたご提供が可能です。金属には一定以上の力を加えて変形させると、元の形に戻らない性質(=塑性)があり、その性質を利用しています。エッチング加工で形成した製品に対して、曲げ加工を行う事で、ご希望の形状を作り上げていきます。
用途として、バラ状態のピン端子、リードピン、フランジ付端子やツブシ加工をほどこした端子、90度に曲げた端子など、お客様のご要望に応じた端子を製作致します。
基板用、成形品用のピン端子、リードピンなど、用途や目的に応じたカスタム品の製作が可能です。平井精密工業では、1個からのご発注から承っております。曲げに必要な金型ですが、少量用の簡易型をカスタムで作製しますが、大型プレスのような高額なものではありません。

【用途例:コネクタ】
コネクタとは、2つの回路や部品を電気的に接続(コネクト)する為に使用される部品です。電子機器、家電、産業機械、自動車、通信周辺機器等、様々な製品の内部に組み込まれています。  コネクタを構成する部品は、「端子」「ピン」「ターミナル」「コンタクト」など、いくつかの呼び方が有ります。 スマートフォンなどのモバイル用として使用される基板コネクタや、FPCコネクタなど加工精度の要求される狭ピッチのコネクタ端子などのお手伝いをさせて頂く事も有ります。また、車載用端子にも使用される事も多く有ります。主にCu系の母材を使用される事が多いです。

【用途例:水晶振動子用端子】
水晶振動子とは、ハーメチックシール、気密端子とも呼ばれます。ガラスと金属で密着した気密構造を持つ電子部品用封着端子です。主な用途としましては水晶デバイス、高周波部品、半導体レーザー、各種センサなどです。材料は、常温付近で硬質ガラスと熱膨張率が似ているコバール(Ni鉄合金)を主に使用される事が有ります。

【用途例:パワー半導体用端子】
パワー半導体用端子には、金などのワイヤーボンディングが施される事が多いです。ボンディング性を高める為の表面処理として鍍金(メッキ)処理が必要となります。この鍍金(メッキ)も平井精密工業内にて処理が可能です。その為、エッチング+鍍金(メッキ)+曲げの一貫加工も対応が可能です。

平井精密工業では、SUS(ステンレス)、Cu(銅)、Fe(鉄)、Aⅼ(アルミ)、Ni合金(コバール、42アロイ、アンバー)、また珪素鋼板、Ag(銀)、Ti(チタン)、アモルファス、パーマロイ等の特殊材でのエッチング加工も対応が可能です。ご要望に合わせて、エッチング加工後の、曲げ加工も対応を実施致します。

 

仕様詳細