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エッチング加工 アルミ(AL)

アルミ(AL)へのフォトエッチング加工

【アルミ(AL) 材の特徴】原子番号13の元素です。アルミ(AL)はの約35パーセントの比重であり、密度は2.70 g/cm3と低く、軽量な金属として知られております。平井精密工業もこのアルミ(AL)を使用したエッチング加工を多数、対応をさせて頂いております。アルミ(AL)には、様々な特徴が有りますので、下記に紹介をさせて頂きます。

軽い】アルミ(AL)の比重は鉄や銅の約1/3です。その軽さを活かして、摺動・回転部品の作動効率を高める事が出来る事や、製品自体の軽量化を目的として自動車、鉄道車両、航空機等の輸送分野でもご使用されております。

【強い】 アルミ(AL)は、比強度が大きく、高剛性の合金が開発されており、航空機や大型構造物用の材料として使用されます。また合金で強さを補強し、建築物の構造材料などにも使用される事が有ります。

【耐食性が高い】アルミ(AL)は、大気中でも表面に強固で安定な酸化皮膜を形成する為、耐食性に優れています。酸化皮膜が有る事で錆びにくく、1円硬貨や飲料缶、調理器具、建築物の外壁、道路標識などにも使用されます。

【加工性が良い】 アルミ(AL)は、塑性加工が高く、薄肉や複雑形状も容易に成形する事が出来、成形後に様々な追加工を施すことが比較的容易で生産性に優れています。

【電気をよく通す】 アルミ(AL)の、電気伝導率は、銅(Cu)の約60%ですが、比重が約1/3の為、同じ重さの銅(Cu)に比べて2倍の電流を通します。その為、エレクトロニクス分野で重宝されています。また鉄と比較すると約3倍の熱伝導率で、冷却速度にも優れている為、エンジンの部品や冷暖房装置などで高い需要が有ります。

【磁性が無い】 アルミ(AL)は、非磁性体で磁場の影響を受けません。その為、電子医療機器・メカトロニクス機器、リニアモーターカー等の様々な用途の製品に使用されております。

熱をよく伝える】 アルミ(AL)の、熱伝導率は鉄の約3倍です。熱をよく伝え、そして急速に冷える。という性質から冷暖房装置、エンジン部品、各種熱交換器、放熱フィン、ヒートシンク等に使用されております。

【低温に強い・真空特性が良い】 アルミ(AL)は、真空特性(真空中でもガス放出率が低い)に優れ、低温ぜい性が生じません。その為、宇宙開発やバイオテクノロジー、極低温の超電導関連の最先端分野でも使用されております。

【光や熱を反射する】表面を磨いたアルミ(AL)は、赤外線や紫外線、電磁波、各種熱線をよく反射します。鏡面加工を施して、この特性を一層高めた機構を利用し、エレクトロニクス製品にも多く使用されています。

【毒性が無い】アルミ(AL)は、無害・無臭で衛生的です。重金属のように人体を害したり、土壌を傷めたりしません。この特性を活かして、食品や医薬品の包装、飲料缶、医療機器等で使用されています。

【鋳造しやすい】アルミ(AL)は、融点(660℃)が低い為、溶けた状態でも表面が酸化皮膜で覆われガスを吸収しにくく、湯流れが良いといった性質から、薄肉や、複雑形状の鋳物をつくる事が可能です。

【接合しやすい】アルミ(AL)は、溶接、ろう付け、はんだ付け、電気抵抗溶接、リベット接合、接着など様々な方法で、容易に信頼性の高い継手が得られます。

【再生しやすい】アルミ(AL)は、融点(660℃)が低い為、溶かして簡単に再生する事が出来、リサイクルしやすい材料です。

【美しい】素地のままでも美しい金属ですが、表面処理を施す事により、多彩な色を付ける事が出来、デザイン性を求められる分野にも使用されております。

【平井精密工業のエッチング加工について】

平井精密工業のエッチング加工は、アルミ(AL)に限らず、さまざまな材料への加工が可能です。

詳細は下記の「エッチング加工」をクリックして下さい。

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エッチング加工

仕様詳細