【ファイバーレーザー加工】
平井精密工業では、ファイバーレーザー加工機を複数台保有しております。ファイバーレーザー加工では、リードフレームとして使用される高反射のCu系材料への加工が可能です。Cu系材料の板厚はt0.1から最大で4.0mmまで、鉄系材料ですと最大で12.0mmまで実力値となります。ファイバーレーザー加工のワークサイズは、最大で950mm×1950mm。また、位置合わせ用カメラを搭載している為、エッチング加工との複合加工が可能となります。これはエッチング加工、レーザー加工のどちらも対応している平井精密工業のみでしか対応出来ない加工技術となります。

ファイバーレーザー加工のメリットは、金型などのイニシャル費用が不要、断面形状がほぼストレート（板厚の20％程度のテーパーが発生）に仕上がる事、小さなビーム径での加工から、抜き形状を鋭角に仕上げる事が出来るという事が挙げられます。加工後の厚み方向へのバリは、バフ研磨を行う事で除去します。その為、非常に綺麗な表面状態にてご提供する事が可能です。ご依頼の数量は、少量試作から中量産向きの加工技術となります。

【ワイヤー加工】
平井精密工業では、ワイヤー加工機を複数台保有しております。高精度の寸法、加工断面の表面粗さの精度をご希望される場合は、ワイヤー加工を使用する事が多いです。ワイヤー線は、最小でφ0.15までを保有しており、1ｓtカット～3ｒｄカットにて高い寸法精度のご要望にお応え致します。ワイヤー加工機のワークサイズは、350mm×450mm。ご依頼の数量は、少量試作から中量産向きの加工技術となります。

【エッチング加工+レーザー加工、ワイヤー加工の複合加工】
平井精密工業では、エッチング加工とレーザー加工、もしくはエッチング加工とワイヤー加工を組み合わせた複合加工が可能です。この加工技術を駆使して、異形状リードフレームの作製が可能です。プレス加工で製造する異形状リードフレームは、高額な金型費用の発生、また多量ロットでの材料購入が必要となります。しかし平井精密工業の複合加工を使用する事で、1個からの試作対応も安価で対応が可能となります。異形状リードフレームの試作についても、ハーフエッチング加工にて凹凸を再現する事が出来ます。主に試作、開発のご案件にてお手伝いをさせて頂く事が出来ますので、ご相談を頂けますよう宜しくお願い致します。