加工技術・素材・製品名から見る加工事例

NC微細加工

NC微細加工 切削加工

【掲載画像サンプル
材質:アルミ 板厚:5mm 溝の幅:0.23mm±0.02mm 溝深度:1.00mm±0.05mm 溝の長さ:20mm

 【掲載画像サンプル
材質:ステンレス 板厚:0.5㎜ 穴径:Φ0.07mm±0.03㎜

使用できる工具:エンドミル・ドリル

【切削加工とは?】
平井精密工業は、エッチング加工を得意としているメーカーですが、切削(NC微細)加工も社内加工として対応させて頂いております。切削加工とは、刃物を用いて金属材料の不要な部分を除去し、必要な形状にする加工技術です。 加工する材料を削り、切りくずを出しながら狙った寸法・形状に加工する金属加工の中ではポピュラーな加工方法の1つです。その中で、平井精密工業が保有しているNC微細加工機の紹介をさせて頂きます。

 【NC微細加工機とは?】
NC微細加機とは、加工に必要な情報を入れ込んだNCプログラムを作成し、そのプログラム通りに自動加工を行います。 NCは、numerical control(数値制御)の頭文字をとった略称となります。JISでは「工作物に対する工具経路、加工に必要な作業の工程などを、それに対応する数値情報で指令する制御」と定義されております。言い換えれば「数値と記号によって工作機械を自動的に動かす」といった加工技術となります。  

【NC微細加工機の特徴】
NC微細加工機は、毎分6万回転までの連続高速運転加工が特徴となります。平井精密工業は、微細形状を作製出来るファイバーレーザーを複数台保有しております。このファイバーレーザー加工でも対応が難しいφ0.1以下の真円や、エッチング加工やプレス加工で困難な板厚以下の貫通穴や溝をNC微細加工機を使用して実現致します。板厚の約1/10の穴加工が可能です。(仕様により異なりますのでご相談下さい。)

【複合加工としての付加価値】
エッチング加工や、ファイバーレーザー加工、ワイヤー放電加工にて製作した部材への追加工・複合加工が対応可能です。平井精密工業では、複数の加工技術を社内対応している事から、複合加工としてのご提案が可能となります。

【エッチング加工との複合加工】
エッチング加工にて段差を作製するハーフエッチング加工では、深度分の底Rが付きます。そのハーフエッチングでの底Rを、NC微細加工機による追加工にて除去させて頂きます。

平井精密工業は、エッチング加工、機械加工(ファイバーレーザー、ワイヤー放電、切削)、表面処理の鍍金、黒染め、電解研磨、化学研磨などの加工技術を駆使して、お客先のご要望にお応え出来るように、最適な工法のご提案をさせて頂きます。